人材育成
「たゆまぬ人づくり」を会社ビジョンに掲げ、さまざまな研修を実施。業務に直結するスキルだけでなく、業務の拡大をにらんだ専門スキルの習得や、変化に対応していくためのビジネス基礎スキルの向上に力を入れています。
チャレンジ・プログラム
WebコーディングやDTPデザイン、自動化ツールの作成などデジタル時代の編集制作業務に必要な専門スキルを持つ人材の育成に取り組んでいます。社内教育をベースに必要に応じて外部の研修プログラムを活用し、半年程度で実践的なスキルを身に着けてもらいます。
グローアップ・プログラム
思考力や指導力といったビジネスに必須のスキルを習得するプログラムです。外部の研修プログラムを受講するだけでなく、社内に実践の場を設けて、学んだことを活用しながらビジネスパーソンに必要なスキルを定着させます。
OJT
紙面から電子版まで、職場によって業務に直結するスキルは異なります。各職場のローテーションにしたがって業務に就きながら仕事を覚えます。整備された教育プログラムに基づき、先輩社員が丁寧に教えます。


階層別研修
入社時の研修ではなかなか理解できない会社や仕事に関する知識をしっかり身に付けます。入社1年目から3年目までは会社のビジョンや役職ごとに求められる役割について理解を深め、管理職は部下の指導法や人事・賃金制度など必要な知識を学びます。
そのほか、日経本社が実施する各種研修や外部団体が企画する研修プログラムにも随時参加しています。
モチベーション高める表彰制度
「業務を改善」「ミスを未然に防止」など、ファインプレーには表彰で応えます。
とりわけ毎年2月の創立記念日に行っている「年間賞」表彰では、直近1年間に活躍したチームや個人10組前後に対し、「大賞」や「優秀賞」などを授与しています。


業務基準書 新人にやさしいマニュアル
日経編集制作センターでは各グループの業務手順を、業務基準書として統一したフォーマットでマニュアル化を進めています。一般的な作業用の基準書はほぼ完成し、日々ブラッシュアップを続けています。
私たちの仕事のほとんどは、新聞の制作・発行やデジタル媒体での発信作業を、早朝から深夜まで人が交代しながら日々繰り返すものです。人によって作業手順が異なると、作業の漏れや思い違いによるミスにつながります。
そのため、まず個人のノウハウを結集したうえで、もっとも適切な業務手順の基準を定め(標準化)、それを統一した形式で文書化しています。これが業務基準書です。できた基準書は日々の業務や教育に活用し、業務の変化に応じて改訂や新規作成を繰り返します。基準書作成に終わりはありません。
基準書を使う人にとってのメリットとしては
- 業務を学習しやすくする(新人にやさしく)
- 正確かつ効率的な方法を覚えられる(ミス防止、生産性アップ)
- 異動の際も配属先に入りやすく(共通フォーマットでわかりやすく)
- 業務を改善しやすくする(PDCAのベースに)
という4つのポイントが挙げられます。


「正確に」「楽に」「短時間で」全社挙げカイゼン
基準書活動の一環として、2016年度から「正・楽・短」と呼ぶ業務改善活動を続けています。基準書をベースに、日常の業務を「より正確に」「より楽に」「より短時間で」行えるような改善提案を全社的に募っています。
2016年度には全員参加のキャンペーンとして223件もの改善提案が社員から寄せられ、特に優れた17の提案が表彰されました。2018年度からは基本的に締め切りを設けずに「改善点に気付いた人が、気付いたときに提案し、有望ならすみやかに具体化」という流れになっています。